Research

以下の5つの分野で研究しています!
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エンジン班

限りあるエネルギー資源の有効活用を目指して,ガソリンエンジンの効率向上を目指す研究を行っています.
世界最先端のガソリンエンジン実験設備を用いた実験のほか,エンジンシミュレーションソフトを用いたエンジン内の燃焼現象の解析を行っています.
また近年は,水素等に代表されるカーボンニュートラル燃料の利用を見据えた検討も行っています.

JAXA班

航空機エンジンとして使われるガスタービンエンジンを想定した燃焼器を対象に研究を実施しています.
脱炭素化を見据えて,近年注目される水素や,水素/メタン混合燃料の燃焼を扱っています.特に,燃焼振動現象(燃焼室内の共鳴現象)に注目して研究を行い,その特性調査やメカニズム解明に挑んでいます.
実験はJAXA調布の施設をお借りして実施しています.

燐光体班

燐光体というレーザーを当てると発光する物質を用いて,今まで計測が難しかったエンジン内部の温度計測技術を開発しています.
温度計測の結果を用いて熱流束の算出を行い,エンジン内部の詳細な熱輸送の把握を目指します.
現在は外部施設において実際のエンジンを用いた温度計測を行っています.

基礎燃焼計算班

燃焼は,流体力学や熱力学,反応速度論といった複数の学問領域に属します.
基礎燃焼計算班では,火炎そのものについて支配方程式を解く数値解析を行い,その性質を探っていきます.
様々な条件下での火炎の振る舞いを詳しく調べることで,新たな燃焼技術の開発に貢献することを目指します.

金属燃焼班

CO2と金属の燃焼反応について研究しています.
私たちは,CO2吸収材としての側面を持つ金属に着目し,近年CO2排出量を最小化する手段として注目されるCCU技術への応用を目指しています.CCU技術とは,排出ガス中のCO2を回収し,それを燃料や化学品の製造に利用するものです.
当研究室では特に,安全性の向上を目的に,CO2と金属が起こす燃焼反応の制御技術を研究しています.


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